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技術ブログを1年間続けてどれくらい収益が得られるようになったのか?

2022年8月29日

「技術系ブログは稼げない!」という話をよく耳にしますが、実際はどのくらい稼げるのでしょうか?

結論から言うと、本ブログの場合は開設から1年ほどで、ようやく毎月のブログ運営費用(¥550)以上を稼げるようになりました。

ブログを収益化した当初は1ヶ月で数百円しか稼げず、技術系のブログではまともに収益を挙げられないんじゃないかと不安でした。

しかし、ブログ開設から毎月2〜4記事の投稿というまったりしたペースながら、着々と記事を増やしていった結果、ページビュー(PV)の増加とともに収益も右肩上がりになりました。

そこでこの記事では、これから技術ブログを始めようという方のために、本ブログのPVと収益の推移とその実情を紹介するとともに、ブログ開設にあたって最初に何をすべきかを紹介します。

1年間で25記事公開して2500円の収益

ブログを始めて半年後にGoogle AdSenseで収益化し、そこから半年ほどで合計¥2500ほどの収益になりました。

本ブログの公開記事数とPV・推定収益額の推移

グラフをみると、ブログの記事が増えるに連れてPV(ページビュー)と収益が右肩上がりになっているのがわかります。

収益はすべてGoogle AdSenseによるもので、アフィリエイト収益は発生していません。

また、1年ほどで公開した記事数はたった25個ですが、上位表示を意識したうえで記事を執筆しているため、記事数が少なくとも流入はある程度確保できています。

Google AdSenseの収益以外にも、アフィリエイト収益を意識した記事作りや、記事の執筆頻度の向上など、まだまだ収益の伸びしろはあるといえるでしょう。

収益化は難しくはないが稼ぎづらいのが実状

先ほど紹介したように、更新頻度の少ない技術ブログであってもブログの運営費用以上の収益を稼げるようになります。

Google AdSenseの審査も難しくはなく、本ブログの場合でも10記事程度公開した後、何度か申請と試行錯誤を繰り返して収益化できました。

しかし、技術系ブログは主に下記の理由から他のジャンルに比べると稼ぎづらいのが実状です。

技術ブログが稼ぎづらい4つの原因

  1. ITリテラシーが高いため安易に広告をクリックされない
  2. 広告ブロッカー、Braveブラウザの利用により広告が表示されにくい
  3. 市場規模が小さい
  4. 土日のアクセスがほとんどない

主な読者層であるITエンジニアは仕事中にブログを訪れることが多いため、広告をクリックしてくれることが少なく、休日のアクセスが見込めないため週に2日も収益機会を逃してしまうのが辛いところです。

ITリテラシーが高いため、ブラウザの広告ブロック用プラグインの導入や、Braveブラウザの利用によって広告自体が表示されないケースも多いです。

加えて、IT関連ジャンルの検索ユーザーは、食品ジャンルなどの必需品ジャンルに比べると市場規模(検索ユーザー数)も大きくないのが実状です。

”きしめん 名古屋”での月間合計アクセス数は6500程もある
”VSCode 拡張機能”だと”名古屋 きしめん”の5%程度しかない

しかし、下記のような技術ブログならではのメリットもあります

  • ITエンジニアとして仕事で得た知識を有効活用できる
  • ネタが尽きにくい
  • アウトプットすることで、曖昧だった知識がしっかり身につく
  • 個人の仕事につながる
  • 転職へ使えるポートフォリオになる

私もブログをやっていて感じる最大のメリットは、アウトプットにより知識が身につくことです。

知っていると思っていたことでも、いざ書いてみるとよく理解していなかったことに気づくことが良くあります。

また、仕事中に疑問に思ったことを解決する機会にもなるなど、曖昧だった知識や、知らなかった知識を身につける機会として、ブログは大いに役立っています。

そのため、知的好奇心が高く、より多くの知識を身に着けて、有効活用したいという方には、収益以外にも大きなメリットになるでしょう。

その他にも、転職用のポートフォリオとしての活用や、個人の仕事にもつながることもあるため、これから転職や副業をしようとしているITエンジニアにも有効な手段になります。

副業にしたいならWordPressがオススメ

技術系の情報を発信するなら、はてなブログやQiita、Zennなどが思い当たりますが、副業にするならWordPressがオススメです。

WordPressは収益化のしやすさという点においては、頭1つ抜けているからです。

QiitaZennはてなブログProWordPress
収益化のしやすさ
カスタマイズ性
費用¥0¥0¥600/月¥550/月
SEO△〜◎
※はてなブログProにしなくても収益化は可能だが、はてなによる広告を非表示にできないためProで比較

Hugoなどの静的サイトジェネレーターを使うという手もあります。
静的サイトジェネレーターには、表示速度の向上や、サイト自体がポートフォリオ代わりになるなどWordPressにはないメリットがあります。

しかし、WordPressに比べるとブログを構築するまで時間がかかる上、情報が少ないため記事の執筆以外にも大いに時間を割くことになるためオススメできません。

WordPressであれば、かんたんに収益化できる仕組みが整っており、SEO対策が施されているので記事の執筆に注力しやすいです。

ブログ運営費用についても、使用するレンタルサーバーにもよりますが、毎月550円で済むため、コスパも良いです。

収益を最優先とするのであれば、最も稼ぎやすいWordPress一択でしょう。

WordPressが優れている理由

  • テーマやプラグインなどで容易にカスタマイズ可能
  • 収益化のための仕組みが整っている
  • コスパが良い
  • 管理や構築の手間が少ない
  • 情報が豊富
  • 検索上位表示させやすい

ブログ開設にはレンタルサーバーとドメインが必要

WordPressでブログを始めるには、以下の2点が必要です。

  • レンタルサーバー
  • 独自ドメイン

上記2つを契約するにあたって、どの会社を選ぶかは悩みどころですが、私がおすすめするのはロリポップ!です。

本ブログはロリポップ!を利用しているため、以下のように、毎月のブログ運営費用はレンタルサーバー代の¥550のみと、通常のブログ運営費用に対しておよそ半額で済んでいます。

一般的なレンタルサーバーロリポップ
ドメイン取得費用¥1〜¥0
ドメイン更新料¥1200〜¥0
レンタルサーバー費用¥1000¥550
年間¥13201〜¥6600
ドメイン費用はエックスドメインを参考、ロリポップはハイスピードプランの36ヶ月+ドメインずっと無料適用の場合

通常、ドメイン取得費用は、各社ともキャンペーンを実施している場合が多く、1円からでもドメインを取得できます。

しかし、取得したドメインは毎年更新料を支払う必要があり、ドメインの種類に応じて毎年1000〜10,000円程度支払う必要があります。

ロリポップのドメインの新規取得・更新が無料になるサービス『ドメインずっと無料』を利用すれば、ドメイン取得費用・更新料が無料になります。

『ドメインずっと無料』キャンペーンを適用するには、下記の条件を満たす必要がありますが、少しでもブログ運営費用を安く済ませたいという方はぜひ加入を検討してみてください。

  • ハイスピード、エンタープライズのいずれかのプランでのご契約
  • 12か月以上の契約期間でのご契約
  • 12か月以上の自動更新の設定

しかし、レンタルサーバーといえば、まっさきに候補に上がるのが国内シェアNo.1のエックスサーバーです。

ロリポップ!に比べると、サポートが充実しており、速度や安定性が高いなど、性能面やサポート面ではエックスサーバーに軍配が上がります。

しかし、その分料金はロリポップ!の倍に近く、サーバーの性能に関してもこれから始めようという場合にはややオーバスペック気味です。

今からブログを始めるという方は、低料金ながら十分な性能を持つロリポップ!から始めてみてはいかがでしょうか?

もし途中でやめたくなっても、10日間の無料お試し期間もあるので、まずは無料でブログを開設してみるのがオススメです。

結論:技術ブログは十分収益を挙げられる

ここまで本ブログの記事数とPV・収益の推移とその実情、ブログの開設についてご紹介しました。

技術ブログに限らず、ブログはうまくいくまで時間のかかるモノです。

始めたての頃は、記事を公開してもほとんど誰も見てくれず、収益化もままなりません。

しかし、そこで腐らずに着実に記事を公開し続ければ、本ブログのようにある程度収益を上げられるようになります。

本ブログもようやくブログ運営費用以上の収益を挙げられるようになったばかりで、まだまだ伸びしろを秘めています。

この記事を参考に、これから技術ブログで稼ごう!と思ってくれる人が一人でもいてくれれば幸いです。