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コーディングが捗る!オススメAlfredワークフロー5選+α

2022年4月1日

AlfredのPower Packを購入したら是非活用したい機能の1つとしてワークフローが挙げられます。ワークフローを活用することで、さまざまなウェブサービスやアプリケーションと統合して、Alfredをより便利にすることができます。

この記事では、Webエンジニアの私が「これは便利だ!」と思ったワークフローを厳選してご紹介します。

今回紹介したワークフローは、Intel/M1 macOS Monterey 12.3で動作確認しました。

オススメAlfredワークフロー5選

ワークフローはGitHubリポジトリの、Releaseページから.alfredworkflow ファイルをダウンロードして実行することで導入可能です。

ワークフローが動作せず、デバッグ画面(Alfred ワークフロー画面右上のクモのアイコン)で /bin/bash: php: command not foundと表示された場合、こちらを参考にしてみてください。

GitHub

alfred-github-workflow

GitHubのリポジトリを検索できるワークフローです。

ghと入力すると、自分とOrganizationのリポジトリが表示されます。続けてコマンドを入力することでgh my profile でプロフィール、gh s リポジトリ名 でリポジトリの検索ができるなど、GitHub上の大抵のページには対応しています。しかし、リポジトリのコミット履歴ページを表示するコマンドgh user/repository *commits のように、コマンド入力したほうがかえって手間もあるため、リポジトリの検索やgitsなどにとどめておくのが良いと思います。

コマンドの詳細についてはREADMEを参照してください。

Dash

Dash-Alfred-Workflow

Dashのドキュメントを検索できるワークフローです。

Dashはドキュメントブラウザ兼スニペット管理アプリです。ドキュメント検索はDash単体でもできますが、Alfredと組み合わせることで、欲しい情報をより素早く検索できます。オフラインで動作するため、ページの読み込みを待つ時間を節約できるのも魅力です。

導入方法は他のワークフローと異なり、DashアプリのPreference>Integration>Alfredから行います。

200以上のAPIドキュメントと100以上のチートシートに対応しており、StackOverflowやGitHubのREADMEもドキュメントとして追加可能です。

事前にドキュメントをダウンロードした上で、下記コマンドで検索できます。

  • dash 検索ワード:全体検索
  • ドキュメント名 検索ワード:ドキュメント内検索

試用期間以降は$29.99の永続ライセンスを購入する必要がありますが、コーディングの際、非常に重宝するイチオシのワークフローです。

お金を払いたくないという方は、オープンソースのAPIドキュメントDevdocを使ったalfred-devdocsがオススメです。

対応ドキュメントは、Dashと比べると少ないですが、主要な言語やライブラリには対応しています。

Dashと同様に事前にドキュメントを追加する必要があります。

cdoc:listで欲しいドキュメント名を検索した上で、cdoc:add {ドキュメント名}で追加後、下記コマンドで検索できます。

  • {ドキュメント名 検索ワード}:ドキュメント内検索
  • doc {検索ワード}:全体検索

DeepL

deepl-alfred-workflow2

DeepLをAlfred上で利用できるワークフローです。

日本語>英語
英語>日本語

dl 原文.で訳文が表示されます。

デフォルトでは、優先言語がドイツ語(DE)と英語(EN)、訳文の言語が英語になっているため言語を変更します。下記の変数を変更することで言語を指定できます。日本語の場合はJA を指定します。

  • DEEPL_PREFERRED:優先する言語
  • DEEPL_TARGET:訳文の言語

DEEPL_TARGETに指定した言語以外にも訳したい場合、フランス語に翻訳するワークフローdlfrがあるので、FRとなっている箇所を訳したい言語に指定します。

dlfrをダブルクリック
"FR"を変更(英語なら"EN")

デスクトップ版のDeepLが起動していれば、翻訳したい文章を選択後に⌘+C+Cを入力しても翻訳できるため、用途に応じて使い分けるのが良いと思います。

Emoji

alfred-emoji

絵文字を検索してクリップボードにコピーできるワークフローです。

emoji 検索ワードを入力すると、関連した絵文字とコードが表示されます。目的の絵文字をクリックするとコードをコピーできます。

「あの絵文字コードなんだっけ?」みたいなときに素早く検索してコピーできます。

StackOverflow

Alfred

コーディングで詰まったときに重宝するStackOverflowもAlfredで利用できます。

so {検索ワード}を入力すると、検索ワードに関連した質問が表示されます。

ただし、メンテナンスが止まっているため、Intel Macでは動作しましたが、M1 Macでは動作しないことに注意です。

人によってはオススメできるAlfredワークフロー

Notion

notion-search-alfred-workflow

人気の情報共有サービスのNotion内ページを検索できるワークフローです。

初期設定が少し特殊なため、公式のREADMEを参考に設定してください。

Can I Use

alfred-caniuse-workflow

ブラウザがサポートするフロントエンド技術を、Alfredで確認できるワークフローです。

Colors

Colors

CSSのカラーをHEX、RGB、HSLに変換するワークフローです。

IP Address

alfred-ip-address-workflow

ipを入力すると、ローカルIPアドレスと外部IPアドレスが確認できるワークフローです。

出典:alfred-ip-address-workflow

Encode/Decode

alfred-encode-decode-workflow

文字列をbase64、HTML、url、utf-8でエンコード/デコードしてクリップボードにコピーするワークフローです。

encode/decode 文字列でエンコード/デコードできます。

PHP 8系で確認したところ動作しなかったため、こちらのとおりにしてみたところ動作が確認できました。

Web Search Suggest

alfred-web-search-suggest

入力したワードのGoogleサジェストを表示するワークフローです。

まとめ

今回はAlfredをより便利にする、オススメワークフローを11個ご紹介しました。

実は今回ご紹介したワークフロー以外にも、npmやPyPIなどのパッケージを検索できるalfred-pkgman-workflowや、Qiitaの記事やストックを検索できるalfred-qiita-workflowなど、便利なワークフローが公開されています。

しかし、メンテナンス不足などにより最新のOSやM1だと動作しませんでした。このように動作しなかったワークフローは非常に多く、原因としてはOSの更新によってPython2系[1]https://developer.apple.com/documentation/macos-release-notes/macos-12_3-release-notesや、phpが同梱されなくなった[2]https://applech2.com/archives/20211018-apple-removed-php-from-macos-12-monterey.htmlこと、M1 Macでの実行パスの変更に対応していない事が挙げられます。

今回ご紹介したワークフローはmacOS 12.3で動作確認済みです。とくに冒頭で紹介した5つのワークフロー(GitHub,Dash,DeepL,Emoji,StackOverflow)は、ソフトウェア開発する上で利用頻度の高いサービスだと思いますので、ぜひ一度使ってみて便利さを体感してみてください。

Reference

Reference
1 https://developer.apple.com/documentation/macos-release-notes/macos-12_3-release-notes
2 https://applech2.com/archives/20211018-apple-removed-php-from-macos-12-monterey.html